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秀山祭九月大歌舞伎

  1. 【日 程】
    2019年9月1日(日)~25日(水)
  2. 【場 所】
    歌舞伎座
  3. 【時 間】
    昼の部 午前11時~
    夜の部 午後4時30分~

    【全館貸切】
    昼の部:5日(木)・6日(金)・8日(日)・9日(月)・10日(火)・11日(水)・16日(月・祝)
    夜の部:8日(日) ※幕見席は営業
  4. 【料 金】
    1等席 18,000円
    2等席 14,000円
    3階A席 6,000円
    3階B席 4,000円
    1階桟敷席 20,000円
  5. 【お問合わせ】
演目と配役

昼の部

午前11時

  河竹黙阿弥 作
一、極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)
  「公平法問諍」
江戸の男伊達、長兵衛の生き様
大勢の客で賑わう江戸村山座。「公平法問諍(きんぴらほうもんあらそい)」が演じられる舞台に乱入した男を、江戸随一の俠客、幡随院長兵衛が追い払います。その様子を見ていた旗本の水野十郎左衛門が長兵衛を呼び止めると、その場は一触即発の事態に。騒動の後、浅草花川戸の家に水野からの使者がやってくると、長兵衛はその誘いが計略と悟りながらも水野邸へ赴きます…。
江戸の俠客として知られる幡随院長兵衛をとり上げた、人気の高い作品です。河竹黙阿弥の名作をご堪能いただきます。
幡随院長兵衛 幸四郎
水野十郎左衛門 松 緑
唐犬権兵衛 錦之助
長兵衛女房お時 雀右衛門
二、お祭り(おまつり)
粋な江戸情緒を賑やかに、華やかに
江戸っ子が集う山王祭。年に一度の大祭に、江戸の町は浮き立っています。屋台囃子が聞こえるなか、鳶頭と芸者がほろ酔い気分で賑やかに舞い踊ります。
江戸の大祭を舞台に、派手でいなせな鳶頭と、晴れ姿の芸者が祭りを楽しむ、粋な風情あふれる清元の華やかな舞踊をお楽しみいただきます。
鳶頭 梅 玉
芸者 魁 春
  三世中村歌六 百回忌追善狂言
  伊賀越道中双六
三、沼津(ぬまづ)
情愛と義理の間、哀切を極める親子の物語
東海道を旅する呉服屋十兵衛は、沼津のはずれで雲助の平作と出会います。年老いた平作から頼み込まれ、荷物を持たせますが、その足元はおぼつかない様子。道を急ぐ十兵衛でしたが、平作の娘お米にひと目惚れをし、家に立ち寄ることにします。その夜、平作とお米の話を聞いた十兵衛は、驚くべき事実に気づき…。
時代物の名作『伊賀越道中双六』の中でも、親子の情愛や心の機微が細やかに描かれ、繰り返し上演される人気の場面です。初代中村吉右衛門の父、名優三世中村歌六追善のひと幕をお楽しみください。
呉服屋十兵衛 吉右衛門
平作娘お米 雀右衛門
池添孫八 錦之助
旅人夫 歌 昇
旅人女房 種之助
旅人倅 小川綜真
茶屋娘おくる 米 吉
荷持安兵衛 又五郎
雲助平作 歌 六

夜の部

午後4時30分

  菅原伝授手習鑑
一、寺子屋(てらこや)
忠義のはざまに揺れ動く心
寺子屋を営む武部源蔵と戸浪夫婦は、菅丞相の子、菅秀才を我が子と偽り秘かに匿っています。しかし、そのことが発覚すると、苦悩の末に、寺入りしたばかりの子どもの首を身替りにして差し出すことを決意します。首の検分役に現れたのは、菅秀才の顔を知る松王丸。その首をあらためた松王丸は…。
忠義を尽くす松王丸の「首実検」の場面は、最大の見せ場で緊迫した空気のなか、複雑な心情を描き出します。味わい深い義太夫狂言の代表作をご堪能ください。
松王丸 吉右衛門
園生の前 福 助
千代 菊之助
菅秀才 丑之助
戸浪 児太郎
春藤玄蕃 又五郎
武部源蔵 幸四郎
二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
主君を守る弁慶の覚悟
兄頼朝と不和になり、都を落ち行く義経は、武蔵坊弁慶らとともに姿を変えて奥州平泉を目指します。その道中、一行は義経を捕らえるため幕府が設けた加賀国安宅の関で、関守富樫左衛門の詮議を受けます。弁慶は機転を利かせ、自分たちを東大寺建立のための勧進の山伏と名乗ります。しかし、富樫はそれを証明するために、寺建立の寄付を募る帳面「勧進帳」を読むように命じます。窮地に立たされた弁慶は…。
歌舞伎十八番のなかでも屈指の人気演目を、日替わりの配役でお楽しみいただきます。
武蔵坊弁慶 仁左衛門(奇数日)
  幸四郎(偶数日)
源義経 孝太郎
富樫左衛門 幸四郎(奇数日)
  錦之助(偶数日)
  三世中村歌六 百回忌追善狂言
三、秀山十種の内 松浦の太鼓(まつうらのたいこ)
忠臣蔵外伝物の中でも屈指の名作
師走の両国橋で、俳人の宝井其角と赤穂浪士の大高源吾が再会すると、源吾は其角の句に続けて「明日待たるゝその宝船」と句を残し、立ち去ります。翌日、松浦鎮信の屋敷で催されている句会では、赤穂浪士が未だに仇討ちを果たさないことに業を煮やす松浦侯が、源吾の妹お縫に辛くあたる始末。そこで其角が源吾の残した句を伝えると、松浦侯はその句の真意を察し…。
初代吉右衛門が得意とした作品を集めた家の芸、秀山十種のひとつで、赤穂浪士の吉良邸討入りの前日から当日を描いた作品です。この演目を初演した三世歌六の追善狂言として、ご堪能ください。
松浦鎮信 歌 六
大高源吾 又五郎
お縫 米 吉
宝井其角 東 蔵

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