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松竹創業百三十周年

壽 初春大歌舞伎

  1. 【日 程】
    2025年1月2日(木)~26日(日)
  2. 【場 所】
    歌舞伎座
  3. 【時 間】
    2025年1月2日(木)~26日(日)
    昼の部 午前11時~
    夜の部 午後4時30分~
    【休演】8日(水)、16日(木)
    ※25日(土)昼・夜の部は「歌舞伎座 着物の日」です。皆様ぜひ、お着物でご観劇ください
  4. 【料 金】
    1等席18,000円
    2等席14,000円
    3階A席6,000円
    3階B席4,000円
    1階桟敷席20,000円
  5. 【お問合わせ】
演目と配役

昼の部

午前11時~

一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
初春の吉例、様式美あふれる祝祭劇
源頼朝の重臣・工藤祐経の館で催されている祝宴。そこへ、小林朝比奈の手引きで曽我十郎と五郎の兄弟が対面を許されてやって来ます。父の仇を討とうと逸る五郎が、工藤に詰め寄ると…。  鎌倉時代に実際に起きた曽我兄弟の仇討ちの物語は、江戸歌舞伎で初春の吉例として上演された祝祭劇。令和7(2025)年巳年の幕開きにふさわしく絢爛豪華で多彩な役柄がそろう、歌舞伎の様式美あふれるひと幕をお楽しみください。
曽我五郎時致 巳之助
曽我十郎祐成 米 吉
大磯の虎 新 悟
小林朝比奈 尾上右近
鬼王新左衛門 中 車
工藤左衛門祐経 芝 翫
  夢枕 獏 作
  今井豊茂 脚本(大百足退治)
  戸部和久 脚本(鉄輪)
二、陰陽師(おんみょうじ)
  大百足退治
  鉄輪
夢枕獏の大人気作、装いも新たに登場
〈大百足退治〉
武勇の誉れ高い藤原秀郷。近江の国、琵琶湖にほど近い三上山に出現するという化け物を退治するためやって来た秀郷は、化け物の正体である大蜈蚣の魂魄と対峙し…。
〈鉄輪〉
朧の月夜、源博雅が吹く笛の音を慕う徳子姫は、やがて愛する男に裏切られ、蘆屋道満の妖力により生成りの鬼と化していました。安倍晴明が呪の解明に乗り出し、遂には道満との対決が迫り…。
平成25(2013)年の歌舞伎座新開場杮葺落で新作歌舞伎として上演し好評を博した配役を中心に、『陰陽師』が装いも新たに登場。夢枕獏の大人気シリーズより、荒武者・藤原秀郷(俵藤太)が大立廻りで魅せる『大百足退治』と、陰陽師・安倍晴明とライバル・蘆屋道満の対決に、恋に破れて生成りの鬼と化す美しい姫の心に晴明の相棒・源博雅の笛の音が響く『鉄輪』を上演します。どうぞご期待ください。
〈大百足退治〉  
藤原秀郷 松 緑
大蜈蚣の魂魄 坂東亀蔵
永薙姫 魁 春
〈鉄輪〉  
安倍晴明 幸四郎
源博雅 勘九郎
徳子姫 壱太郎
藤原兼家 門之助
蜜虫 高麗蔵
蘆屋道満 白 鸚
  恋飛脚大和往来
三、玩辞楼十二曲の内 封印切(ふういんきり)
  新町井筒屋の場
悲劇への序章、上方和事の代表作
大坂の飛脚問屋・亀屋の養子忠兵衛は、傾城梅川と深い仲。梅川の身請けに必要な金が用意できずにいるところへ、丹波屋八右衛門がやって来て忠兵衛の悪口を言い立てます。耐え兼ねた忠兵衛は、懐にある公金の封印を切ってしまい…。
男女の悲恋の物語を描いた上方和事の代表作。明治から昭和にかけて活躍した名優・初代中村鴈治郎の当り役を集めた「玩辞楼十二曲」の一つをご堪能ください。
亀屋忠兵衛 (2~14日)鴈治郎
  (15〜26日)扇雀
槌屋治右衛門 (2~14日)扇雀
  (15〜26日)鴈治郎
傾城梅川 孝太郎
丹波屋八右衛門 東 蔵
井筒屋おえん 魁 春

夜の部

午後4時30分~

  一谷嫩軍記
一、熊谷陣屋(くまがいじんや)
戦乱の世の無常が胸を打つ、時代物の名作
源平争乱の時代。自らの陣屋に戻った源氏の武将・熊谷直実は、妻の相模に息子小次郎の活躍と、平家の公達敦盛を討ったことを明かします。そこへ恩義ある敦盛の母藤の方が現れ、やがて源義経による敦盛の首実検が行われると…。
「平家物語」の世界を大胆に脚色した義太夫狂言の名作。熊谷直実の武将としての生き様、そして戦乱ゆえの悲劇が描かれます。親子の情、世の無常さ、人生の儚さが胸を打つ、重厚な時代物のひと幕をご堪能ください。
熊谷直実 松 緑
相模 萬 壽
源義経 芝 翫
堤軍次 坂東亀蔵
藤の方 雀右衛門
白毫弥陀六 歌 六
二、二人椀久(ににんわんきゅう)
美しくて儚い、幻想的な舞踊
傾城の松山太夫に入れ揚げた、大坂の豪商・椀屋久兵衛。座敷牢に繋がれた久兵衛は、松山に逢いたい一心から牢を抜け出し、彷徨います。美しい月の光に照らされて、忽然と現れた松山。久しぶりの再会を喜び合い、逢瀬を楽しむ二人でしたが…。
月の光に照らし出すされる椀屋久兵衛(椀久)と松山太夫の二人。幻想的な長唄の舞踊をお楽しみください。
椀屋久兵衛 尾上右近
松山太夫 壱太郎
幡 大介 原作「大富豪同心」(双葉文庫)
戸部和久 脚本
松本幸四郎 演出
尾上菊之丞 演出・振付
三、大富豪同心(だいふごうどうしん)
影武者 八巻卯之吉篇
華やかな新作歌舞伎が歌舞伎座にお目見得
江戸随一の豪商・三国屋徳右衛門の孫、卯之吉は放蕩三昧。見兼ねた徳右衛門が金に物を言わせて、卯之吉を同心として働かせますが、腕っぷしも弱く、刃物を見ると気絶するほど、見事に頼りない。一方、病に伏した将軍家政は弟・幸千代(ゆきちよ)を江戸へ呼び寄せます。新年を迎えた八幡様で、いつものように幇間の銀八を伴い遊び歩いていた卯之吉は、自分と瓜二つの男とすれ違い…。
幡大介の時代小説「大富豪同心」は、大富豪の若旦那が同心となって難事件を解決する意外性ある物語で、累計100万部を超える人気シリーズ。今回の「影武者 八巻卯之吉篇」では、将軍の世継ぎ争いが絡んだ手に汗握る展開が繰り広げられ、魅力的な登場人物たちが活躍します。新年にふさわしい華やかな新作歌舞伎にご期待ください。
八巻卯之吉/幸千代 隼 人
美鈴 壱太郎
清少将 巳之助
徳川家政 新 悟
銀八 尾上右近
真琴姫 米 吉
本多出雲守 中 車
荒海ノ三右衛門 幸四郎
三国屋徳右衛門 鴈治郎

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