演目と配役
第1回目・第2回目
午後12時30分・午後16時30分
京都五条橋に剣術の腕のたつ子供が現れると噂を聞いた武蔵坊弁慶は自ら五条橋に向かいます。そこに現れた稚児と戦いますが弁慶は敗れます。この稚児こそ鞍馬山の大天狗僧上坊より兵法の奥義を伝授された源義朝の子牛若丸、後の源義経でした。これより武蔵坊弁慶は牛若丸の家来となり生涯を共に送ることを誓います。能の名作を今回は後半の二人の戦いの場面を中心に半能として上演します。
武蔵坊弁慶 |
浦田 保親 |
牛若丸 |
味方 慧 |
笛 |
杉 市和 |
小鼓 |
吉阪 一郎 |
大鼓 |
河村 大 |
後見 |
味方 團 |
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大江 信行 |
地謡 |
浦田 保浩 |
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味方 玄 |
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深野 貴彦 |
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浦田 親良 |
二、所作事 時鳥花有里(ほととぎすはなにあるさと)
藤原の朝方の陰謀により兄源頼朝から追われの身となった源義経は家臣鷲尾三郎と龍田の里まで逃げ延びます。そこで白拍子、愧儡師一行に出会いますがその一行の正体は… 。【義経千本桜】の古い台本に残っていたものを松岡亮補綴、藤間勘十郎振付により松本幸四郎が復活した作品を今回は素踊りで舞踊家による上演。平成の時代にできた千本桜の新しい道行です。
白拍子三芳野 実は龍田の神女 |
中村 梅彌 |
鷲の尾三郎義久 |
尾上菊之丞 |
白拍子園原 実は神女 |
花柳まり草 |
白拍子帚木 実は神女 |
若柳 杏子 |
源九郎判官義経 |
中村鷹之資 |
愧儡師良吉 実は龍田の明神 |
藤間勘十郎 |
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長唄 |
杵屋勝之弥 |
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杵屋勝七郎 社中 |
嗚物 |
藤舎 呂悦 |
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藤舎 貴生 社中 |
堀川御所没落後津ノ国尼ヶ崎大物浦まできた義経を静御前が訪ねてきます。今の身の上では静を同道すことは出来ないと思った義経は静に名残に舞を舞わせ別れを告げます。出船の時刻になり船長は船を出しますが、平家の一門を携えた新中納言平知盛の幽霊が現れ義経に立ち向かいます。しかし武蔵坊弁慶の法力により幽霊はいずくともなく消えていきます。歌舞伎の名作を今回は舞踊、狂言を交えて新しい演出で上演します。
静御前 新中納言平知盛の霊 |
松本幸四郎 |
源義経 |
中村鷹之資 |
武蔵坊弁慶 |
市川九圃次 |
舟長 |
茂山 逸平 |
舟人浪蔵 |
尾上菊之丞 |
舟人岩作 |
藤間勘十郎 |
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長唄 |
杵屋勝之弥 |
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杵屋勝七郎 社中 |
嗚物 |
藤舎 呂悦 |
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藤舎 貴生 社中 |