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過去の舞台公演

歌舞伎座百三十年

八月納涼歌舞伎

  1. 【日 程】
    平成30年8月9日(木)~27日(月)
  2. 【場 所】
    歌舞伎座
  3. 【時 間】
    第一部 午前11時~
    第二部 午後3時~
    第三部 午後6時~
  4. 【料 金】
    1等席 15,000円
    2等席 11,000円
    3階A席 5,000円
    3階B席 3,000円
    1階桟敷席 17,000円
  5. 【お問合わせ】
演目と配役

第一部

午前11時~

   北條秀司 作・演出
   大場正昭 演出
 
一、花魁草(おいらんそう)

役者と女郎の哀しい恋物語

 江戸を襲った安政大地震を生き延びた大部屋役者の幸太郎と女郎のお蝶は、百姓米之助に助けられ、栃木で達磨の絵付をしながら二人は一緒に暮らし始めます。お蝶は幸太郎に想いを寄せますが、かつて夫婦の約束をした男に裏切られた過去があるため、所帯を持つことに踏み切れずにいます。そこへ、猿若町の座元勘左衛門や芝居茶屋の女将お栄がやってきて、幸太郎に芝居へ復帰することを勧めます。二人は江戸に向かいますが…。
 北條秀司の心情描写が冴える、儚い愛の物語をお楽しみください。

お蝶 扇 雀
幸太郎 獅 童
座元の妾お八重 高麗蔵
客孝吉 松 江
米之助女房お松 梅 枝
お糸 新 悟
客平助 虎之介
小料理屋女房 梅 花
客音松 吉之丞
小料理屋亭主 松之助
達磨問屋主人五兵衛 市 蔵
菊岡女将お栄 萬次郎
座元勘左衛門 彌十郎
百姓米之助 幸四郎

   大野恵造 作

二、龍虎(りゅうこ)

激しくせめぎ合う英雄たちの闘諍

 天の王者たる龍と地の覇者たる虎が姿を現します。互いに毛を振り立てて戦いますが、勝敗は決することなく、龍は天に昇り虎は洞窟へと去っていきます。
 荘重な竹本の演奏に加え、筝曲、尺八の音色とともに展開される、視覚的にも変化に富んだ勇烈な舞踊をご覧ください。

幸四郎
染五郎

   小佐田定雄 脚本
   今井豊茂 演出
   新作歌舞伎
 
三、心中月夜星野屋(しんじゅうつきよのほしのや)

照蔵が切り出す心中話の真相は

 元芸者のおたかは、相場で失敗し金に困った青物問屋の照蔵から突然別れ話を切り出され、話のはずみで心中をする約束をしてしまいます。後悔するおたかへの母お熊の入れ知恵もあり、騙された照蔵だけが吾妻橋から飛び降りてしまい…。
 飄々とした娘おたかと強かな母お熊のやりとりと、抜け目ない照蔵の風情が笑いを誘う、世話狂言をお楽しみください。

おたか 七之助
星野屋照蔵 中 車
藤助 片岡亀蔵
母お熊 獅 童

第二部

午後3時~

   十返舎一九 原作より
   杉原邦生 構成
   戸部和久 脚本
   市川猿之助 演出
  お伊勢参りにまた行くの!?
 
一、東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)
   弥次郎兵衛・喜多八
           宙乗り相勤め申し候
     梵太郎・政之助

今再びのお伊勢参り

 歌舞伎座で起きた大事件を解決した後、相変わらず大道具のアルバイトを続ける弥次郎兵衛と喜多八でしたが、喜多八は災難に遭い、命を落としてしまいます。悲しみのあまり、喜多八の後を追おうとする弥次郎兵衛に、梵太郎と政之助は喜多八を偲ぶためにもう一度お伊勢参りに行くことを提案します。幽霊となった喜多八が後ろから見守るなか、弥次郎兵衛は梵太郎と政之助を伴ってお伊勢参りへと出発します。幽霊の喜多八は、お伊勢参りの道中を見守ろうと後を追いますが、さらにその後をつける怪しい影が…。
 納涼歌舞伎ではシリーズ3作目となる弥次喜多。2度目のお伊勢参りがどのような珍道中になるのかご期待ください。

喜多八 猿之助
伊月梵太郎 染五郎
五代政之助 團子
弥次郎兵衛 幸四郎
  獅童
  七之助
  中車
  右團次
  竹松
  市川右近
  弘太郎
  寿猿
  門之助
 

   伊藤鷗二 作

二、雨乞其角(あまごいきかく)

俳諧の徳で雨をもたらした俳人

 日照りが続く初夏。其角が隅田川に舟を浮かべていると、舟遊びをする大尽らの舟が行き交います。舟上での酒宴の後、其角の弟子たちが、近頃の旱魃を其角へ告げるためにやってきます。そこで其角が雨乞いの一句をよむとたちまち天には雲がたちこめ雨が降り始めます。日照り続きにもたらされた久々の雨に、皆々喜びのあまり踊り出すのでした。
 夏の季節感にあふれ、ユーモラスな逸話を題材にした舞踊をご覧ください。

其角 扇 雀
船頭 歌 昇
虎之介
芸者 新 悟
廣 松
其角の弟子 橋之助
男 寅
福之助
鷹之資
千之助
玉太郎
歌之助
鶴 松
大尽 彌十郎

第三部

午後6時~

   四世鶴屋南北 作
   郡司正勝 補綴・演出
   織田紘二 演出

通し狂言 盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)
  序 幕 佃沖新地鼻の場
      深川大和町の場
  二幕目 二軒茶屋の場
      五人切の場
  大 詰 四谷鬼横町の場
      愛染院門前の場
南北が描き出す武士と町人の不条理な現実

 浪人の薩摩源五兵衛は、芸者の小万に入れ込んでいますが、小万には笹野屋三五郎という夫がいます。源五兵衛は元は塩冶家の侍でしたが、御用金紛失の咎で勘当の身。源五兵衛は名誉挽回し、亡君の仇討に加わるため伯父が用立てた100両を借り受けますが、三五郎の罠により騙し取られます。自分が騙されたことを知った源五兵衛は、その晩三五郎夫婦が泊まった家に忍び込みますが、三五郎と小万はなんとか逃げ延び、源五兵衛はその場に居合わせた五人を手にかけるのでした。
 三五郎は騙し取った100両を父の了心に渡します。実は三五郎夫婦が源五兵衛から金を巻き上げたのは、父の旧主の危急を救うためだったのです。やがて、源五兵衛が三五郎夫婦の前に再び姿を現すと…。
 『盟三五大切』は四世鶴屋南北によって『東海道四谷怪談』の続編として書かれ、「忠臣蔵」と「五大力」の世界が「綯い交ぜ(ないまぜ)」という手法で結びつけられています。凄惨な殺しの場など、南北ならではの世界が展開される生世話物の傑作をお楽しみください。

薩摩源五兵衛 幸四郎
芸者小万 七之助
家主くり廻しの弥助 中 車
ごろつき五平 男女蔵
内びん虎蔵 廣太郎
芸者菊野 米 吉
若党六七八右衛門 橋之助
お先の伊之助 吉之丞
里親おくろ 歌女之丞
了心 松之助
廻し男幸八 宗之助
富森助右衛門 錦 吾
ごろつき勘九郎 片岡亀蔵
笹野屋三五郎 獅 童

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