演目と配役
竹田出雲 作
三好松洛 作
並木千柳 作
通し狂言 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
松竹100年記念以来、実に30年ぶりとなる歌舞伎座での三大名作一挙上演。『菅原伝授手習鑑』は、「学問の神様」として親しまれる菅原道真公(菅丞相)の悲劇を軸に、菅丞相を取り巻く人間模様がドラマチックに描き出された大作。朝廷の権力争いの波に巻き込まれて敵味方に分かれた三つ子の兄弟の葛藤、親子の別れ、主従関係の恩愛…。宿命に翻弄される人々の姿は、初演から約280年を経た今なお観客の心を打ちます。綿密に構成されたドラマは段をまたいで登場する人物たちの思いが複雑に絡み合い、通し上演されることでより深い感動を生みます。
淡い恋心は禁断の恋、悲劇への序章
時は平安、梅香る春麗らかな加茂堤。醍醐天皇の弟・斎世親王の舎人の桜丸は、妻の八重とともに、天皇の病気平癒祈願に訪れた親王と、菅丞相の養女・苅屋姫の恋仲を取り持ち、牛車の中で秘かに逢引きさせます。それを丞相と敵対する時平方に怪しまれ、桜丸が争ううち…。
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【Aプロ】 【Bプロ】 |
| 桜丸 |
歌 昇 萬太郎 |
| 八重 |
新 悟 種之助 |
| 苅屋姫 |
左 近 米 吉 |
| 斎世親王 |
米 吉 新 悟 |
| 三善清行 |
坂東亀蔵 坂東亀蔵 |
筆法の奥義を伝授した菅丞相は…
菅丞相は、帝の命により秘伝の筆法を伝授するため館に籠ると、旧臣の武部源蔵を呼び出します。かつて丞相の御台所・園生の前に仕えていた腰元の戸浪と不義の仲となり勘当された源蔵は、今は寺子屋を営む浪人の身。源蔵に筆法を伝授した菅丞相は参内の勅諚を受けると…。
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【Aプロ】 【Bプロ】 |
| 菅丞相 |
仁左衛門 幸四郎 |
| 武部源蔵 |
幸四郎 染五郎 |
| 戸浪 |
時 蔵 壱太郎 |
| 梅王丸 |
橋之助 橋之助 |
| 荒島主税 |
秀乃介 秀乃介 |
| 菅秀才 |
吉之丞 松 江 |
| 左中弁希世 |
橘太郎 橘太郎 |
| 腰元勝野 |
宗之助 男 寅 |
| 三善清行 |
坂東亀蔵 坂東亀蔵 |
| 局水無瀬 |
吉 弥 萬次郎 |
| 園生の前 |
雀右衛門 萬 壽 |
木像が起こす奇蹟、親子の別れ
時平の陰謀で大宰府への流罪が決まった菅丞相。判官代輝国の計らいで立ち寄った覚寿の館では、立田の前の手筈で苅屋姫が匿われています。覚寿は丞相流罪のきっかけとなった苅屋姫を許さず折檻すると…。一方、時平の命を受けた土師兵衛と宿禰太郎親子は菅丞相の暗殺を企て…。
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【Aプロ】 【Bプロ】 |
| 菅丞相 |
仁左衛門 幸四郎 |
| 立田の前 |
孝太郎 孝太郎 |
| 宿禰太郎 |
松 緑 歌 昇 |
| 判官代輝国 |
八代目菊五郎 錦之助 |
| 苅屋姫 |
左 近 米 吉 |
| 贋迎い弥藤次 |
松之助 松之助 |
| 奴宅内 |
芝 翫 彦三郎 |
| 土師兵衛 |
歌 六 又五郎 |
| 覚寿 |
魁 春 魁 春 |
竹田出雲 作
三好松洛 作
並木千柳 作
通し狂言 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
三つ子の争い、時平の凄み
京の都、吉田神社の近くで行き会う梅王丸と桜丸。互いの主人の苦難と身の上を嘆く二人のもとへ、時平参詣の知らせ。主人を追い落とされた恨みを晴らそうと牛車に襲いかかると、止めに出てきたのは時平の舎人・松王丸。敵味方に分かれた三兄弟が対峙、やがて藤原時平が現れて…。
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【Aプロ】 【Bプロ】 |
| 松王丸 |
幸四郎 芝 翫 |
| 梅王丸 |
染五郎 松 緑 |
| 桜丸 |
左 近 錦之助 |
| 杉王丸 |
廣太郎 廣太郎 |
| 藤原時平 |
白 鸚 権十郎 |
父の祝いの宴、儚い運命
かつて菅丞相に仕えていた白太夫の70歳の誕生日に梅王丸と春、松王丸と千代、桜丸と八重の三つ子の夫婦がそろい、賀の祝いを挙げることに。準備に勤しむなか、先日の吉田神社での諍いから喧嘩を始めた梅王丸と松王丸。一方、八重が心配するなか、桜丸が姿を現すと…。
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【Aプロ】 【Bプロ】 |
| 桜丸 |
時 蔵 八代目菊五郎 |
| 八重 |
壱太郎 米 吉 |
| 梅王丸 |
橋之助 萬太郎 |
| 春 |
種之助 種之助 |
| 千代 |
新 悟 新 悟 |
| 松王丸 |
歌 昇 彦三郎 |
| 白太夫 |
又五郎 歌 六 |
六幕目 寺子屋(てらこや)
寺入りよりいろは送りまで
忠義のはざまに揺れ動く夫婦たち
寺子屋を営む武部源蔵は、菅丞相の実子・菅秀才を匿っていることが時平方に露見。その首を討てと春藤玄蕃に命じられると、寺入りしたばかりの小太郎の首を松王丸の前に差し出します。松王丸の首実検を終え、安堵する源蔵と戸浪。そこへ、千代が息子・小太郎を迎えに来て…。
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【Aプロ】 【Bプロ】 |
| 松王丸 |
松 緑 幸四郎 |
| 武部源蔵 |
幸四郎 染五郎 |
| 戸浪 |
孝太郎 時 蔵 |
| 春藤玄蕃 |
坂東亀蔵 錦 吾 |
| 小太郎 |
種太郎 種太郎 |
| 菅秀才 |
秀乃介 秀乃介 |
| 下男三助 |
吉之丞 吉之丞 |
| 百姓吾作 |
橘三郎 橘三郎 |
| 涎くり与太郎 |
男女蔵 男女蔵 |
| 園生の前 |
東 蔵 高麗蔵 |
| 千代 |
萬 壽 雀右衛門 |